fiber-optics

Gen II Fiber Optic CAN Bridge

Gen II Fiber Optic CAN Bridgeはブリッジモジュールとサテライトモジュールを光ファイバケーブルで相互接続して車両バスからの信号を電気的に絶縁する、EMI/EMCテスト向けの光ファイバ変換器です。
HS CAN/SW CAN/FD CANが1つのパッケージになりました。

主な機能およびプロトコル

CAN FDをサポートする高速CAN

  • 最大1 Mbpsを提供する高速CAN
  • SO 11898の物理層に対応
  • ロータリースイッチを使用した各種の終端レジスタ
    ・なし
    ・120 Ohm
    ・120 ohm(分割)
    ・ISO15765 AC終端

ハードウェア仕様

寸法:6.5″ x 4.125″ x 1.5″
重量:12.6 oz
動作範囲:-10°C~80°C
電気的仕様: 8~18 VDC

特徴

  • 被試験デバイス(DUT)およびモニタ用機器間で信号を送信
  • EMI/EMCのテスト中は車両ネットワークを光学的に絶縁
  • すべてのCANプロトコルとの互換性
  • セットアップをすばやく容易に行える使い易い機能
  • 2つの光ファイバを使用するだけで、ブリッジとサテライトモジュール間を接続
  • 自動車向けのEMCテスト仕様に完全に準拠
    ・放射妨害波
    ・妨害波電流注入
    ・放射妨害感受性
  • 充電式バッテリにより、1回の充電で最低12時間の動作時間を保証

CAN FDのサポート

  • Bosch社の新しい高速CAN規格をサポート
  • 最大1 Mbpsの高速CANアービトレーションフェーズ
  • 最大5 Mbpsのデータフェーズ

ハードウェアの放射妨害感受性は最大600 V/meter(残響、100 dB(μA)、妨害波電流注入時)です。

放射妨害感受性の仕様への対応: 被試験デバイスのコンポーネントおよびサブシステムの機能を無響室で測定する場合に要求される電磁気関連のイミュニティレベルは、表に示すレベルから逸れる場合があります。

周波数(MHz) レベル1(V/m) レベル2(V/m) 変調方式
400…100050100CW、AM 80%
800…20005070CW、PM PRR = 217 Hz、PD = 0.57 ms(注2)
1200…1400(注1)600レーダーパルスパケット PRR = 300 Hz、PD = 3 μs、50パルス/秒の出力のみ(注2)

放射妨害感受性の仕様に対応

ID番号 地域RFサービス
(ユーザーバンド)(MHz)
周波数範囲(MHz)条件防爆限界 (dBμV/M)
G1グローバル中波/AM0.53~1.71RBW 9/10 kHz、
ステップサイズ≦ 5 kHz、
時間/ステップ≧ 50 ms
30 PK(24 AV)
Na1GMNATexDoT
(46.68~47.34)
45.2~47.8RBW 9/10 kHz、
ステップサイズ≦ 5 kHz
20 PK + 12 AV
EU1GME、GMH 4メートル
(66~87.2)
65.2~88.1時間/ステップ≧ 5 ms20PK + 12AV
JA1日本FM I
(76~90)
75.2~90.920PK + 12AV
G2グローバルFM II
(87.5~108)
86.6~109.120PK + 12AV
G3グローバル2メートル
(142~175)
140.6~176.320PK + 12AV
G4GME、GMHDAB
(174.1~240)
172.4~242.420PK + 12AV
G5グローバルRFA/TPMS I310~32020PK
G6グローバルRFA/TPMS II429~43925PK
G8グローバルGPS1567~1574および
1576~1583
50~10および
10~50 AV

妨害波電流注入の仕様に対応:CBCIおよびDBCI手法でコンポーネントおよびサブシステムを測定する場合に要求される電磁気関連のイミュニティレベル

周波数範囲(MHz) レベル1(dBμA) レベル2(dBμA) 方法変調方式
1…1564…100710…106DBCICW、AM 80%
15…30100106DBCICW、AM 80%
30…400100…89106…95DBCICW、AM 80%